頭形兜(ずなりかぶと)は室町時代末期に発生した兜の一形式。筋兜を簡略化した形で、3?5枚と少ない鉄板から成り、制作の手間もコストも比較的低かった事から戦国時代に広く使用された。
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【古頭形】 各種頭形鉢のうち、最も初期に発生したものと考えられている。 中世末期に多く作成され、張懸兜のベースとなったものや眉庇を当世眉庇に改造されて江戸期にまで使用されたものも多くある。 特徴として、後に出現する日根野頭形鉢より小振りで鉢が浅く頭部によく馴染む形状をしている他、天辺の穴、四天の穴が開けられている。 目庇は強く抉込んだ眉形の卸眉庇や技巧的な眉形を刻み、眉型の打出しや部品を取付けた付卸眉庇が多く見られるが、穴山信君の甲冑注文書には「かふととうなり、しころ五さけ、まみほしかふとのことく」とあり、頭形に筋兜のような出眉庇を取付けたと考えられている。 シコロは笠シコロか杉形シコロであり、日根野シコロの付いたものは後世に仕立て直されたものである。 多くは1〜3段のシコロであるが、上記甲冑注文書の様に5段下げのシコロも用いられた他、西日本を中心に割シコロも多く用いられた。 金剛寺所蔵の古頭形は一段笠シコロの先端から骨牌金の割シコロが付いている。 吹返しは大きな一枚鉄を四角形に切り抜いたものを湾曲させたものを用いる事が多く、吹返しの中央に花弁型の透かしが入る。